2009年12月4日金曜日

ソフト食

ケアマンションひだかでは、普通食以外に、刻み食、ミキサー食と嚥下の困難な度合いに合わせてご用意しておりました。しかし、刻みやミキサー食は

①見た目が悪く、おいしくない
②刻みなどはボロボロこぼれ食べにくい

③一度きざみ食になると常食に戻りにくい
④口の中に残りやすく、誤嚥性肺炎などの危険性がある
⑤タンパク質やエネルギー量の摂取が減りやすく、低栄養状態になるリスクがある

の問題点があります。この欠点を補う食事として、ソフト食が注目され、ひだかも9月より導入することにしました。ソフト食は、舌で押しつぶせる程度の硬さで、食べやすい食塊(噛んで飲み込む寸前の状態)になっており、滑りがよいので、スムーズに飲み込みやすいのです。しかし、普通食とは全く別工程で作らねばなりませんので調理スタッフには相当の負担がかかってしまいます。しかしながら、食べることが健康の基本である以上、ここで頑張ることにしました。おおむね皆さん方に好評を得ております。